一日中、雨模様でした。摘み取りのお客さんがいない間に、先日の強い風で壊れたパラソルを直しました。強い風に気をつけなければと思っていたのですが、突風にやられて支柱が折れてしまいました。短管があったので両方に穴を空けてボルトで留めて固定しました。雨の中の作業でしたので、工具が濡れないようにするのが大変でした。これからは、風に気をつけなければ・・・。
農法についてのご質問が多かったので
畑の中を歩いているとキノコが生えていました。炭素循環農法で作っている畑ですのでこのようにキノコが出てきます。出てきたことは、糸じょう菌が活性化している証拠ですね。写真はないのですが粘菌も出てきています。これが出てくるとブルーベリーと共生関係にあるエリコイド菌根菌も活性化している証拠です。土壌が豊かな生態系になってきている証拠ですね。エリコイド菌根菌が活性化してくると肥料を必要としない栽培ができます。共生関係にあるエリコイド菌根菌がブルーベリーの根へ無機質等を、菌根菌へ糖などをやりとりしてお互いにウィンウィンの関係となっています。施肥など必要ないのです。最近の研究では菌根菌から必要とする8割が送られているとも言われています。肥料(化学肥料・有機肥料)で与えられたアンモニア態窒素、硝酸態窒素が根からブルーベリーへと吸収されると、とにかく味が良くないです。いわゆる「えぐみ」があります。理屈は省いて、このような理由から味にこだわった極上のブルーベリーは、肥料をやってはいけませんね。まだまだ奥が深く、途上です。更に追究していきたいですね。
極上のブルーベリーを栽培したいという思いから論文、書籍、経験から導いたことです。どこが違うのか是非、畑のブルーベリーの樹勢を見ていただき、摘んで味わっていただければ幸いです。