<天まで伸びた>
今年伸びたシュートが天(防鳥ネット)まで伸びました。6月中旬から8月初旬までのネット掛けですので、その間に伸びてネットに触れて曲がったのでしょう。高さは2.5mですので、良く伸びました。初夏の一次伸長で一気に伸びたのですね。
上の方にはいい花芽があるのですが、これに実を成らすと脚立を使わなければいけません。ここはお客さんの手で摘み取れませんので切ってしまいました。頂芽優勢の特性から先の方が品質が良いのですが、これを下げないと来年、再来年の品質が落ちますね。
『園芸は芸』だと言われています。人間国宝の芸のように園芸の世界も『技=芸』ですよね。頂芽優勢でほっとくとBBのNH系も3mの世界になってしまいますので、手が届く高さに成らせる技が必要ですね。この技を磨きたいです。植木屋さんはすごい、品種ごとにどこを切るか、先代、先先代‥江戸時代からの知識と経験の積み重ねがあります。隣のリンゴ栽培のおっちゃんもすごい、リンゴの剪定を教えてもらったこともあります。品種ごとに剪定に違いがあり、BBと同様ですね。とにかく技を磨きたいね。
<庭の剪定枝も切り刻む>
庭にあったアジサイの剪定枝も切り刻みました。昨年はチッパーに入れ詰まってしまい、取ろうとして怪我をしてしまいました。今年は切り刻んでBBのお宝になってもらいました。
庭木の剪定枝はアジサイ、イチイ、梅、松、柿、藤‥‥みんなBB園の中へ入れています。菌根菌のエサになってもらっています。お宝ですね。骨っぽいものや量が多いときは、チップを被せてエサになってもらいます。いい具合に林間の生態系と同様になっていきますね。
<圧倒されています>
剪定を始める前です。これでも相方が短果枝は外してあるのですが、ボーボーで圧倒されています。切って、切って、電動剪定ハサミはロボットの手のようにジョキジョキ。
今日は、ここまでできませんでした。明日やりましょう。
<目印>
お客さんの人気品種もシュートを束ねて目印を付けました。3月の休眠挿しが楽しみですね。それまでに剪定を終わりにしたいです。
NH系ですので初夏の甘さと酸のバランスが絶妙です。ただ雨量が多いと品質が落ちます。一昨年の7月は平年の2倍の雨量でしたから、メタメタでした。昨年は平年並みでしたので復活、今年はどうでしょうか、楽しみですね。