<抜群の成長 接ぎ木株>
退職5年前から暇な土日曜日は水田へ通って、1、2年毎に1枚ずつBB園を作ってきました。当時は管理職でしたので単身赴任だったり、土日も仕事が入ったりでBBの世話は2年苗を植えただけで何も出来ませんでした。植えてそのまま冬になりお正月の剪定だけの栽培でした。近所からは耕作放棄地扱いにされていました。特にこの第3農園は、勤務がちょうど忙しく活着率が悪く、10株前後が枯れて空いていました。
8年前の退職後、毎日が暇な土日曜日、趣味で育てていた地植えのRE系があったので引き抜いて枯れた株の所へ植え、接ぎ木をしました。
その接ぎ木が抜群の成長を示しています。ちょうど本日の剪定の中にあったので紹介します。
① RE系にブリジッタの接ぎ木<剪定前>‥短果枝は相方が外してくれました。
② RE系にチャンドラーの接ぎ木<剪定前>‥短果枝は相方が外してくれました。
RE系の品種は名前のプラスチック製の名札をつけておいたのですが劣化してボロボロとなり分からなくなってしまいました。NH系とRE系との相性も確かめたかったのですが、だいたいは分かりますが確定できません。
株元からRE系のシュートが勢いよく出ています。このシュートを手で切っていたので腱鞘炎となり、電動剪定ハサミを購入しました。7月に草刈り払い機で出ているシュートは刈ったのですが、この勢いで出ています。
① RE系にブリジッタの接ぎ木<地面のシュートだけ剪定>
② RE系にチャンドラーの接ぎ木<地面のシュートだけ剪定>
NH系の株立ちの様子が見えてきました。スッキリしましたね。抜群の成長です。
① RE系にブリジッタの接ぎ木<枝先の剪定後>
② RE系にチャンドラーの接ぎ木<枝先の剪定後>
写真で見るとまだ甘い剪定のところがありますね。
NH系2種の枝の付き方、株立ちの仕方などの特性がよく表れています。
チャンドラーは2本の接ぎ木でしたが空間があったので3、4年前に接ぎ木して手前に伸びています。横へ張り出す特性がありますので、以前に機械に引っかけて接ぎ木したところから折れてしまいました。そこで支柱をつけて補強しています。
<隣の株を圧倒している接ぎ木株>
奥がブリジッタの接ぎ木株、手前がチャンドラーの地植えです。
奥の接ぎ木株の方が成長がよく、手前の地植え株を追い越して抜群の成長を示しています。手前の株は負けてしまい北側へ伸びようとしているのが分かりますね。切ってしまうのも忍びないので当分はこのまま見守っていきます。
接ぎ木株だけの栽培でしたら、もっと株の間隔を開ける必要がありますね。
接ぎ木株は抜群の成長となっています。デリケートなNH系とは違い、RE系は土を選ばず、栽培が簡単なことから、これからのNH系栽培の主流になるでしょうね。当園もRE系の苗を作って準備を進めています。RE系を植えて接ぎ木し、NH系を営業株まで育てる‥‥私の人生があるかが一番の課題です。