<栽培仲間の農園は雪の中>
栽培仲間の農園を伺い、いろいろと教えていただきました。
ポット栽培は大鉢が見えなくなるほど雪に覆われ農作業ができずに、
「ずうと、冬眠していた」とおっしゃっていました。
長野県内で、法人以外の個人でこれだけのポット栽培をしている方は、私は知りません。あっちの畑にも、こっちの畑にもポット栽培、合わせると4,000鉢、5,000鉢と並んでいるのは壮観です。ご自分でいろいろと考え研究し実践していますので、彼の言葉には重みがあり、参考にさせていただきました。
ビニールハウスの中でいろいろと教えていただきました。
①BBの系統から品種についての評価
NH系、RE系、SH系、ピンク系統の品種の評価を聞きました。実践を通しての評価ですので、重みがありますね。
②接ぎ木
RE系を台木にしてNH系の穂木の接ぎ木の仕方、品種の相性等について教えていただきました。上の写真で角材の穴に台木を挿して切る彼のオリジナルの補助具です。使い方も見せてくれました。能率が上がりそう、台木を切る深さが正確にできそうです。ウムウム、そういう手があったのかなあ。
③ポットの用土
ピートモス、ココチップ、アクアホーム等についての善し悪し、配合の割合等とBBの成長の様子について親切に教えてくださいました。多くの方は、企業秘密にして門外不出にしていることが多い中、教えていただいたことに感謝です。
④肥料
廃菌床の有効性を熱く語ってくれました。同感ですね。糸状菌の有効性を実践を通して認識しています。書籍に書かれていることが刷りこまれている方が多い中、実践して語っていることは重さがあります。
⑤遅霜
雪が多いと休眠状態が続くので遅霜に遭うことが少ないとのこと、なるほどと思いました。昨年の県北部でのBBの遅霜は、雪が少なかったことも影響しているらしいです。積雪量と融雪の状態で霜害の発生と関係しているのですね。RE系、SH系が暖かさから春を感じ、覚めて花を咲かせることによっての問題ですね。
栽培仲間とのBB談義で、実践を通しての評価を聞けたことは、楽しい時間でたいへん参考になりました。
ありがとうございました。