『義勇貫天』
「義(理にかなうこと、人として正しいこと、正義)を勇気をもって、天までも貫き通す」という義民の精神を表しています。心を動かされるなあ。
9月8日(日)をもちまして閉園させていただきました。
たくさんの方々がご来園して下さり、ありがとうございました。
こだわりの無農薬で硫黄粉や有機・化学肥料を使わず自然栽培に徹している当園をご利用下さり、楽しんで下さったことに感謝いたします。
お客様の中には、遠くは海外の方、毎年のように来園される方、今年だけで何回もリピートされ中には8回も来園された方、初めての方でブルーベリーの魅力を知っていただいた方、摘んできたブルーベリーを囲み笑顔いっぱいのご家族の皆様‥‥皆様に支えていただきました。
ありがとうございました。
自然栽培に徹した観光農園としてまだまだ不十分なところがありお詫び申し上げ、さらに改造して進化していきたいなあ、進化していく農園を目指しています。
来年に向けてアイデアを練っています。実現できそうなことを形にしていきたいなあ、進化していく農園でありたいと思っています。このブログ上で、アイデアを実現していく取り組みを紹介していきたいと思っています。日々の農作業や安曇野の美しさ、魅力を紹介できたらいいなあ。
そして、ブルーベリーは菌根菌植物であることも発信していきたいなあ。
これからもブログを覗いて下されば幸いです。
来年も皆様のご来園をお待ちしております。ありがとうございました。
当園は自然栽培 ど根性栽培に反論
山の木々は、誰も農薬を撒いたり肥料を与えていない。
クロマメノキ(ブルーベリーの近縁種)が育っている高山で、誰か硫黄粉を撒いて酸性土壌にしているのでしょうか。
硫黄粉を撒いて人工的に酸性土壌にせず、農薬や肥料に頼らない自然栽培にこだわっています。自然の仕組みは、ブルーベリーの根と共生している菌根菌により必要な栄養を取り入れています。菌根菌を活性化すると酸性土壌にせずとも油粕などの肥料も必要ありませんね。ブルーベリーの仲間は、生態系の中に菌根菌が重要な位置を占めていますね。
これがブルーベリーが持っている本来の力ですね。農園の中の生態系に菌根菌が活性化することにより、この力を引き出すことを大事にしています。
昨年の今頃、水田からBB園へ転換した圃場です。
第10農園は、RE系の株を植え、全面に木材チップをマルチしてあります。勿論、硫黄粉や油粕などを入れてありません。ピートモスも入れてありません。1年前のまま、自然まかせです。自然の雨だけで、灌水は一切していません。
スギナが半分ほど覆ってきました。2、3年程過ぎるとスギナの勢いが無くなってきます。他の草に置き換わります。
『ど根性栽培』に反論
水を撒かず、硫黄粉を撒いて、油粕を入れて、何で新しい栽培方法なのかまったく分かりません。木材チップでマルチすることも以前から長野県では当たり前のことです。
長野県はBB栽培面積が全国でもトップクラスです。主にNH系を栽培している農家が多く、RE系に比べ栽培の難易度が高いNH系栽培でも灌水している農家はいません。水を撒かずに栽培することは、当たり前のことです。それを何で新しい栽培方法だというのでしょうか。
BB栽培の初めての方は、そういうことだと捉えるのですが、長野県のBB栽培農家にしてみては、考えられないことです。
いかにも新しい栽培方法だと書籍に出し、マスコミに出して間違った認識が広がっているのが長野県のBB栽培農家にとっては残念なことです。
『ど根性栽培』だから水を撒かないので、凝縮され甘さが際立っていると表現されているのですから、ここまで言うと、売れれば何でもありですね。消費者を騙しています。
長野県のBB栽培農家は、BBと真正面に向き合っています。誰も灌水していないのにこんな表現をして売ろうとする人はいません。
夕刻、夏雲にトンボが羽を休めていました。
秋本番です。
今日もよい一日をお過ごしください。