<カブトムシ通信>
本日の発生 3匹
開園前には園内で一匹も見かけませんでした。お昼頃、3匹捕まえてきたお客さんがいました。2匹持ち帰り、1匹残っています。
お客さんからBBを植えるときのご質問を多く寄せていただいています。
簡単に家庭の庭先での楽しみ方をご紹介します。参考になれば幸いです。
<地植え>
①水はけがいいですか?
・3、40㎝ほど掘り、バケツ一杯の水を入れます。
2、3時間で水が抜ける場合 → 〇
2、3時間で水が抜けず溜まったまま → 諦めた方が得策です。ポット栽培を勧めます。
②品種はどの系統ですか?
・ハイブッシュ系 (南部と北部があります)
・ラビットアイ系
同じ系統の異種を2本以上一緒に植えます。ラビットアイ系は実付きがいい相性がありますので注意が必要です。
③ハイブッシュ系は粘土質を嫌う品種が多いです。作りやすい品種から難しく土壌に合わないと直ぐに枯れてしまう品種もあります。ラビットアイ系は土壌に適応しやすいので作りやすいですね。
④深さ4、50㎝、直径5、60㎝の穴を掘り、掘った土に水を含んだピートモスを最低40ℓ以上を入れて混ぜます。(家庭ですとピートモスの多用を勧めます。有機物を大量に入れるとよいのですが、大量に手に入りにくいですね)
⑤苗の周りに水を含んだピートモスを20ℓ入れ、苗を植えます。
⑥植えた苗に厚さ15㎝程度の木材チップを直径で最低50㎝程度、マルチとして覆います。木材チップが手に入らないときは、剪定枝、樹皮、籾殻、鉋屑、‥‥これが一番のポイント
<私も木材チップ、樹皮、籾殻、鉋屑、コーヒーカス、廃菌床、お茶がら、まめがら、わら、‥経済性、作業性等からいろいろとやっています>
⑦肥料は?
やりません。15㎝程度の木材チップで充分です。肥料育ちになってしまい、食味が落ちます。虫が付きやすくなります。
<水はけが悪い場合>
ポット栽培を勧めます。移動することもできるので、いいですね。
・鹿沼土とピートモスを半々程度で混ぜて、ポットに植えるだけです。簡単です。
・市販のBBの用土だともっと簡単です。
・肥料を入れません。
当園も最初の頃は、この勧めた栽培方法で苗木を植えたのですが、今はこの方法ではありません。今は菌根菌を活性化させて自然農法に徹しています。今の当園の植え方は重機を使いますので、ご家庭には勧めません。
廃菌床を入れてます。
木材チップを入れてます。
籾殻を入れています。
窒素分がない有機物をたくさん入れることがポイントだと思います。是非、ご家庭でもBBを育てて楽しんでいただく一助になれば幸いです。