安曇野の丘村山ブルーベリー園 カブトムシ捕りひまわり迷路がある自然農園

長野県安曇野市にある、自然の仕組みを活かした摘み取り専門観光農園です。化学合成農薬不使用・無施肥に徹し、自然栽培と品質にこだわって栽培しています。時間無制限・食べ放題で透明感のある酸と糖のバランスある北部ハイブッシュ系、糖が際立っているラビットアイ系の自然な味が楽しめます。農園内で自然発生したカブトムシ捕り、ひまわり迷路もご家族で楽しめる自然栽培農園です。  長野県安曇野市穂高有明7657ー1   ℡090-8326-2128  googlemap「安曇野の丘」

『常識はWhy?No.3』《BBはブッシュ》

BBの情報が書籍やネットで氾濫しています。ポット栽培、地植え栽培を実践していると一般に常識となっていることが何故と思うことがいっぱいあります。それを疑うこと無く、多くの方が当たり前のように書かれたり言ったりしています。そんなことに疑問に思っていることを昨年は『常識は非常識』で紹介しました。

今年は『常識はWhy』シリーズで紹介しています。

 

『常識はWhy?No.3』《BBはブッシュ》

BBはブッシュ状の株になると言われているのですが、何故そうなるかについては、何一つ言われること無く、書いてもありません。例えばドウダンツツジもBBの仲間ですので、株はブッシュ状になっています。

何故、株はブッシュ状になっているのでしょうか。どんな生態から利点があるのでしょうか。これに疑問を持っています。

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今朝の朝霧の中の当園の様子です。ここはNHの系統ですのでほとんど落葉が進んでいます。

「落ち葉はどこへ行ったのでしょう」

風で運ばれて株元で留まっています。ここにBBの戦略があります。

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NH3品種です。まだ剪定してありませんのでシュートがいっぱい出てブッシュ状になっています。ここへ落ち葉が集まっています。落ち葉が櫛に引っかかっているようです。ここにBBの戦略があると考えます。

北米で栽培品種が作られたのは100年そこそこです。まだ原種の戦略が色濃く残っています。原種はどんな環境で生息しているのでしょう。

明るい林間で落ち葉や落枝が降り注ぐ下で降り注がれたお宝を逃すまいといくつも枝を出して飛ばさないようにしています。その結果、ブッシュ状に株を作ったのですね。

「何故、落ち葉や落枝を集めると優位になるか」

林間には肥料を撒いてくれる人はいません。林間には硫黄を撒いて酸性にしてくれる人はいません。未分解の有機物を自分の成長につなげる戦略を獲得しました。それが共生菌の菌根菌です。BBは菌根菌植物として優位に立ち、生き残りをかけた戦略だったのですね。自分の落ち葉も高木の落ち葉も集めています。低木層はBBが優占し群落を作っています。北米で群落を作っている林間はこのような戦略があったのですね。

BBがブッシュになるのは、菌根菌の活性化を図り生き残りをかけていた

ここにマルチの理由も自ずと分かります。水分の蒸散を防ぐ?水の確保?水を撒かなくていい? 自生しているBBへ誰か水を撒いてくれるのでしょうか。

落ち葉や枯れ枝などの有機物を集める、低木の生き残り戦略が「潜在能力」であり、硫黄粉や油粕を撒いて「BBの潜在能力を発揮させ、自然の力を活かす」とキャッチフレーズにしている農法に疑問を持っています。

世間に流布されている、諸々の栽培方法で「美辞」が多くて、説明できないことがいっぱいありますね。

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当園の中でほとんどシュートを出さないNHのチャンドラーがあります。土壌がいいと益々シュートを出さない傾向があります。剪定は簡単ですが、枝の更新をするときにはシュートが少ないので工夫が必要となってきますね。

原種から何代にもわたって改良を繰り返してくると、原種の戦略が薄れてきているように思います。これからも新品種にはこの傾向が強くなってくるでしょうね。