安曇野の丘村山ブルーベリー園 カブトムシ捕りひまわり迷路がある自然農園

長野県安曇野市にある、自然の仕組みを活かした摘み取り専門観光農園です。完全無農薬、硫黄粉や有機・化学肥料を使わず、自然栽培と品質にこだわって栽培しています。時間無制限・食べ放題で透明感のある酸と糖のバランスある人気品種のハイブッシュ系、糖が際立っているラビットアイ系の自然な味が楽しめます。農園内で自然発生したカブトムシ捕り、ひまわり迷路もご家族で楽しめる自然栽培農園です。  長野県安曇野市穂高有明7657ー1   ℡090-8326-2128  googlemap「安曇野の丘」

3、4年後の籾殻

夢の実現に向かって!

長野県安曇野市穂高北アルプスの裾野でブルーベリー観光農園を手作りしている村山昌夫です。趣味でブルーベリー栽培を始めて20年ほど、趣味が高じ十数年前から水田へ植え始め退職を期にブルーベリー観光農園として営業を始め、今年は節目の10年を迎えます。

最高品質のBBを作りたい、こんなBB園を作りたい、こんな物を作りたい‥‥。

BB栽培って面白く奥が深いなあ‥‥。

季節により、いろいろな顔を見せる安曇野を紹介したいなあ‥‥。

 

描いている夢の実現には、まだまだ途上。日々の小さな取り組みや思いをお伝えしたいなあ。

 

農園とともに成長していきたいなあ。

 

日々、進化していきたいなあ。

 

 

最高品質を求めて!

無農薬・無施肥栽培にこだわり、地植えとポットで2200株を越えるBBを営業栽培しています。主に北部ハイブッシュ系、ラビットアイ系を6月中下旬から8月末頃まで摘み取り園として営業しています。最高品質を安価でお客さんへ提供したく、日々工夫を重ねています。

ご家族が楽しめる農園を!

ご家族皆さんで楽しめるBB摘み取り園を目指しています。ご家族が楽しめればどなたでも楽しめます。当園で皆様に楽しいページを刻んでいただきたく、今は休園中ですので、アイディアを練っています。

進化していく農園をUPしたい!

日々のアイデアの中から実現できそうなことを形にして、進化していく農園でありたいと思っています。このブログ上で、写真を使い回しすることなくその日に撮った写真と共にアイデアを実現していく取り組みをUPしていきたいと思っています。

BBは菌根菌植物であることを発信したい!

酸性土壌にするための硫黄粉、アンモニア態窒素等の肥料(油粕、硫安などの化学肥料)を使わず自然の仕組み(BBに共生しているERM菌)を活かし無施肥無農薬の自然栽培を実現しています。BBが本来持っている力を活かした自然栽培の様子を発信していきたいと思っています。

季節により変化するBB、安曇野の美しさを発信したい!

季節によりいろいろな顔を見せるBBの表情をお伝えしたいなあ。北アルプスを背にしている安曇野、松本平の季節の変化、文化などもお伝えできたらいいなあ。日々の作業をお伝えしたいなあ。

 

 

これからもブログを覗いて下されば幸いです。

 

 

<3、4年後の籾殻

毎日の剪定が続いています。

 

第4農園の剪定を進めています。この農園は、3年前と4年前に籾殻を入れたところです。列間の通路を掘って籾殻の様子を見ました。

20㎝ほど掘って土壌の様子を観察しました。

ここは20㎝ほど籾殻を入れたところで、6、7㎝程に圧縮されたようです。地表表面は籾殻の形が残ってパッチ状に草が生えています。下の黒く見えるところは、以前に木材チップを入れ分解した土壌です。チップの形はなくなって腐植土になっているのが分かります。

手前の白い根は草の根です。奥に見える茶色の根がBBの水平根です。

根の周リのhair rootが少し確認できますね。

列間の通路ですが、ここまで根を張り巡らしていることが分かります。菌根菌を活性化させるにはエサとなる有機物が必要ですね。糸状菌によりチップの形がなくなるほど菌が入って分解が進んでいます。糸状菌の中には糸状菌をエサにしている種もあるとのことで、菌根菌も糸状菌をエサにしている可能性もゼロではありません。ここの仕組みが分からないなあ、顕微鏡で徹底的に調べたいですね。私が生きている間に確かめることが出来るかなあ、追究していきたいですね。

 

ここもまだ草が生えていないところです。

黒い根はスギナの根(地下茎)です。まだBBの根はまわっていないようです。前のところと同様に、籾殻は圧縮されています。色は茶色くなって糸状菌がまわってきたように見えます。チップは跡形もなく分解されています。

スギナは酸性土壌で旺盛に成長します。硫黄粉を入れなくても有機物で酸性になっていることがわかります。

 

草で覆われている列間の草を剥いで、掘ってみました。

籾殻も分解が進んでいるようです。その下のチップは跡形もなく分解されています。籾殻の中にあった落ち葉や剪定枝も糸状菌がまわっているように見えます。

ここはBBの根は確認できませんでした。

 

「BBが持つ本来の力」とは何でしょう。

 

長野県はBB栽培の盛んなところです。BB栽培の先人が経験から木材チップをマルチにすると「いいぞ~」と見つけ栽培仲間に広がってきました。

BBが有機物を求めてhair rootを張り巡らし、必要な無機塩や水などを菌根菌によって得ていることだと考えています。BB同士の情報もお互いにコミュニケーションをしているとも言われています。

硫黄や油粕を入れなく、自然栽培にこだわっている当園で、表面を掘ると水平根が伸びてきているのを見ると嬉しくなりますね。BBが求めている物を用意し環境を整えた圃場にすることが、お手伝いであり私の仕事だと考えています。だから肥料は必要ありませんね。

 

株元を見ると枯れ葉が集まっています。

ブッシュ状に出ている幹で自然に集まっています。これがBBの戦略ですね。

落ち葉を集めてどうしたいのかな?

hair rootに共生している菌根菌のエサにしたいのです。ブッシュ状に幹を立て、自分で落ち葉のマルチを作っています。これがBBが持つ本来の力だと考えています。