ブルーベリーの根に取り付く菌根菌は、何か調べてみた。
エリコイド型菌根菌<ericoid mycorryhiza>
非常に細い根 (hair root) の皮層細胞の中にコイル状の菌糸 (hyphal coil) があり、そこから土壌中へ細かい菌糸を伸ばしている。エリコイド型菌根菌は高い有機物分解能を残しており、土壌からの吸収とともに有機物分解によって得られた無機栄養分を植物に供給している。また菌根菌は、炭素源として自身の有機物分解とともに植物からの供給の両方に依存している。未分解の有機物が堆積して強酸性を示す土壌で優先的となり、そのような場所で多量に溶脱する重金属イオン (アルミニウムなど) の植物体への転送を抑えることによって、重金属毒性を抑制している。ツツジ目に広く見られる。菌根菌は子嚢菌であり、培養は比較的容易だが、担子菌の関与も示唆されている。
まだまだここのメカニズムは、わかっていないようだ。子嚢菌と担子菌のやりとり・関与の仕方等については、わかっていない。有機物が堆積して強酸性の土壌を作れば活性化することがわかる。高価なピートモスを使わなくてもエリコイド菌が活性化する有機物を投入すればいいことがわかる。
さて、実践者としては、「安く・大量・安易」をキーワードにして取り組んでいる。