ブルーベリー農家の親戚からスパータン(スパルタン・ノーザンハイブッシュ系)のコンポートをいただき食べてみると、今まで食べたことが無いほどの美味しさでした。
こんな美味しい果物を硫黄粉や農薬、肥料に頼らず、自然栽培で作ってみたいと始めたブルーベリー栽培です。最初は、趣味から始め、農園を作り始めました。
今から18年前より苗を植え始め、12年前に退職を期に観光農園として営業を始めました。年々、農園を広げてきました。
ブルーベリーの根に共生している菌根菌に魅せられています。
菌根菌を活性化させると、硫黄粉で人工的に酸性土壌にしなくても、油かすや化成肥料などを与えなくても、根に共生している菌根菌から必要な栄養や水分などが供給され、安曇野の大地で自然栽培を実現しています。
ブルーベリーの成長や日々の農園作業、訪れるお客様の様子、季節によって移り変わる安曇野の風景や風土、日常の出来事などを綴っています。
ラビットアイ系の第6農園は、2年苗を植えて10年ほどで、コーヒーかすや籾殻、木材チップなどの未分解有機物(CN比が3、4桁)を多量に入れてあります。糸状菌のエサとなり、菌根菌が活性化して、肥料や水やりなどはしなくても成長が旺盛です。ラビットは、すぐに大きくなります。
今日の列は、特に伸びがよく、隣の株との枝の重なりが多いので、思い切って1株ごとに切ることにしました。
今年のテーマは、株を小さくする です。


隣の株と重なり、剪定が出来ないほどです。昨年よりか一層密になっています。



高さ60㎝前後で切りました。
切った幹からシュートを出させ、2年後には実を成らせると小さい株にできそうです。思い描いたように実が成るか楽しみです。


2株は、両側の株が迫っているので、地上部をすべて切り落としました。
これもシュートが出てきそうですので、来年は芽を欠いて様子をみようと考えています。


通路には、切った枝が山になっています。1列の剪定が終わったところで、チッパーで粉砕する予定です。
切るときは、ドキドキです。せっかく大きくなったのにもってないなあ、大丈夫かな。
この方法での剪定は、初めての試みです。大きくなったときのことを想像して間の株を切ったので、結果はどうなるでしょう、観光農園としても、摘み取りやすいと思います。摘み取りは、どうでしょうか、楽しみです。

上手に写真を撮れなくて申し訳ありません。
モズの速贄(はやにえ)です。今日は、幹を切っていたので枝先を丁寧に見てなかったので、見落としがあったかもしれません。
芋虫のようです。何の幼虫でしょう、いろいろな昆虫の幼虫がいますので、モズさんも大喜びでしょうね。
今日も良い一日をお過ごしください。