剪定前の株(NH系)の横にポットを置いてドシャリ。
剪定後の株(NH系)の横にポットを置いてドシャリ。これだけの育ちをこのポットの中の根域でできるかな。自然栽培に徹したポット栽培、このポットの中にBBと菌根菌が織りなす小宇宙を作りたいと考えています。用土がポイントですね。難しいなあ。
人生は挑戦!
この道の先はどうなっているのでしょう、どんな風景が見えるのでしょうか、ワクワクしますね。
ポット栽培の第9農園をドシャリ、こちらはすっかり雪は溶けています。
<何でポット栽培を始めたの?>
当園は地植えでNH系とRE系のBBを営業栽培しています。3年前からポット栽培でもNH系とRE系のBBを営業栽培しています。
当園の地植え栽培は、硫黄粉やピートモス、肥料を一滴も使わず菌根菌を活かし本来持っている潜在能力を引き出した栽培技術が確立できています。園に硫黄粉や肥料を入れての栽培はポットの養液栽培の酸性液と液肥によって育てるのと同じですね。これでは自然の摂理ではありませんね。
潜在能力とは何か、自然栽培とは何か、自然の摂理とは何か
書籍やネットで、「潜在能力」「自然栽培」「摂理」等の美辞を散見します。美辞が並んでいるのですが、「~~がBBの潜在能力だ!」「~~だから自然を活かしていることだ!」「~~が摂理だ!」 と理由や根拠がないですね。土に植えていれば自然栽培? 草や虫がいれば自然栽培? 有機肥料なら自然栽培? 無農薬栽培なら自然栽培? 実際のところ定義がないので自由に使われていることが多いです。これをビジネスの中に取り入れて使われることも多く、ますます惑わされてしまいますね。ビジネスのアイテムのようになっているのも事実です。
私は、これではどこかの国の大統領や総統と同じになってしまうと思います。phaseが、いつの間にか「言った者の勝ち」となり、また「踊らされる者」も出てきてくるわけですね。
当園では、菌根菌と共生して育つことがBBの潜在能力と捉えて栽培しています。地植え栽培は、この栽培技術を確立できたと考え、今までの地植え栽培の技術を応用して菌根菌を活かしたポット栽培に挑戦中です。
肥料を使わずに「菌根菌との共生」を活かしたポット栽培を目指して、2反にNH系300ポット、RE系300ポット、計600ポットの栽培をしようと挑戦しています。根域が狭いので、非常に難しいと考えています。今は作戦を練っています。