夕刻、常念岳のシルエットが輝いていました。
8月27日(日)をもちまして閉園させていただきました。
たくさんの方々がご来園して下さり、ありがとうございました。
こだわりの無農薬で硫黄粉や有機・化学肥料を使わず自然栽培に徹している当園をご利用下さり、楽しんで下さったことに感謝いたします。
お客様の中には、遠くは海外の方、毎年のように来園される方、今年だけで何回もリピートされ中には7回も来園された方、初めての方でブルーベリーの魅力を知っていただいた方、摘んできたブルーベリーを囲み笑顔いっぱいのご家族の皆様‥‥皆様に支えていただきました。
ありがとうございました。
自然栽培に徹した観光農園としてまだまだ不十分なところがありお詫び申し上げ、さらに改造して進化していきたいなあ、進化していく農園を目指しています。
来年に向けてアイデアを練っています。実現できそうなことを形にしていきたいなあ、進化していく農園でありたいと思っています。このブログ上で、アイデアを実現していく取り組みをUPしていきたいと思っています。日々の農作業や安曇野の美しさ、魅力を紹介できたらいいなあ。
そして、ブルーベリーは菌根菌植物であることも発信していきたいなあ。
これからもブログを覗いて下されば幸いです。
来年も皆様のご来園をお待ちしております。ありがとうございました。
<ブルーベリーの魅力>
ブルーベリー栽培を趣味で始めてから20年ほど経ち、水田に植え始めて十数年が経ちました。ブルーベリーの魅力にはまっています。
ブルーベリーは、大きく2系統でハイブッシュ系とラビットアイ系です。生物学的に見ると種が違い、スイカとカボチャほど違い、それをまとめてブルーベリーと呼んでいます。カボチャの苗にスイカが接ぎ木できるのと同様にラビットアイにハイブッシュが接ぎ木できます。人間が同じような実だから同じ名前にしたようですね。
同じような実に見えるのですが、色づく時期も、なり方もまったく違い、食味もまったく違います。加熱すると違いが顕著でまったく違った物になります。野鳥は、そのことを知っていてハイブッシュ系とラビットアイ系では食害がまったく違います。ムクドリの群は、ラビットアイ系には見向きもしません。ラビットアイ系は、ほとんど食害がありません。
栽培する立場から捉えると、栽培の難易度がまったく違い、成長の仕方も土壌の幅も、それに合わせた剪定もまったく違います。世の中は、2系統を一緒にしてブルーベリーとして語っているので混乱しているように見えます。
お客様のほとんどの方は、ブルーベリーは2系統でその下に更にたくさんの品種があることはご存知ありません。せっかく農園に来ていただいたのですからブルーベリーを知っていただきたいなあ、ブルーベリーの魅力を知っていただきたくて農園を開いています。
系統、品種の多さがブルーベリーの魅力です。
北部ハイブッシュ系(ノーザンハイブッシュ系、NH系)
6月30日(金)午後2時30分 撮影
当園は、ハイブッシュ系の北部が主力ですが、南部ハイブッシュ系もあります。ミックスの列の中にありますので、来園の折は食味の違いを楽しんで下さい。
ラビットアイ系(RE系)
7月28日(金)午後5時撮影
見たところ、葉の色、樹勢、実の付き方がまったく違いますね。
NH系とRE系では、色付くのが、ほぼ1ヶ月ほど違います。それぞれの系統の中で品種を揃えると6月中下旬から9月初旬までブルーベリーを楽しむことができますね。日によって、週によって色付いてくる品種が代わり、食べ頃の品種を週ごとに紹介してきました。紹介したときの写真です。
ブルーベリーの魅力の一つは、長い間、楽しむことができることです。そして、いろいろな品種の味比べができることですね。
今日もよい一日をお過ごしください。