<2月17日午前7時撮影>
安曇野市明科から撮影、当園は中央付近の山麓です。静寂の中の安曇野です。
冬季は、皆様をお迎えする準備をしています
お子様たちの笑顔は最高! お子様は、かけがえのない宝!
<昨年、撮影させていただいたお子様たち、ブログにUPした一部です>
お客様の笑顔を想い、毎日の剪定が続いています。
こだわりの完全無農薬で硫黄粉や有機・化学肥料を使わず、共生している菌根菌を活性化させ、自然の仕組みを活かした自然栽培に徹しています。ハイブッシュ系、ラビットアイ系の選りすぐりの42品種を揃え、6月下旬から9月まで摘み取りができる観光農園です。カブトムシ捕り、ひまわり迷路も楽しめる自然農園です。今、いろいろなアイデアを練っていますので、開園前には実現して皆様をお迎えしたいなあ。
ご家族の皆様、お子様が笑顔になるような農園を目指しています。
今年も皆様のご来園をお待ちしております。
系統・品種の食味の違いをお楽しみ下さい。
BB‥‥ブルーベリーの略
NH系‥北部ハイブッシュ系の略
RE系‥ラビットアイ系の略
BB(ブルーベリー)は、NH(北部ハイブッシュ)系とRE(ラビットアイ)系があります。人の世界では両者をBBと呼んでいますが、原産地はそれぞれ北米の北部と南部に分布し、別種で梨と桃、スイカとカボチャほど違います。BBは、梨と桃ほど違うのに同じ色の顔をしているのですから、同じBBとして世に通用しています。
系統によって、実の大きさ、食味、風味、ジューシーさ、酸と糖のバランス、果皮の厚さ・硬軟などがまったく違います。加熱すると違いが顕著ですので、ジャムは別物になりレシピも違います。また冷凍のまま食べると違いはあまり感じなくなります。
RE系は、NH系に比べると小粒の品種が多く、品種によっては種のザラザラ感を感じ、果皮が口に残ることもあります。人によって好みの分かれるところですね。RE系の栽培は、NH系に比べると簡単で初心者にお勧めしています。
BBの摘み取りが、長い期間楽しめ、両系統の違い・品種の個性を楽しんでいただきたく、2系統を栽培し、いろいろな品種を揃えています。BBの専門店を目指しています。
好みの品種や株を見つけ楽しんで下されば幸いです。
菌根菌に魅せられています ラン菌根!
朝から雨降りで剪定ができません。本日の剪定はお休みです。
研究者は菌根菌の分類を形態的な特徴から7つのタイプ(外生菌根、アーバスキュラ-菌根、内外生菌根、エリコイド菌根、アーブトイド菌根、モノトロボイド菌根、ラン菌根)に区分しています。陸上植物の約8割は、何らかなタイプの菌根を形成し、菌根共生していると言われています。アブラナ科などは菌根菌に頼っていません。自然栽培の視点からみると面白いところですね。
BBは、エリコイド菌根と共生しています。当園は活性化させることによって、硫黄粉を使って人工的に酸性土壌にしなくても、油粕や硫安などのアンモニア態窒素を施肥しなくても元気に育っています。自然栽培にこだわっています。
40年程前、趣味で洋ランを何種類も育てていて、仕事で転勤、引っ越しとなりできずにやめていたのが、十数年前に友達から花の終わった胡蝶蘭をもらって復活しました。今は30株ほどになりました。洋ランの美しさに魅せられています。
趣味で育てているコチョウラン(胡蝶蘭、ファレノプチス、学名Phalaenopsis aphrodite)の菌根菌についてまとめてみました。
趣味で育てているコチョウランです。
友人から花が咲き終わったポットをいただき、花を咲かして楽しんでいます。古い株は、もう十数年ほど経つかなあ。居間の南側の窓辺に、かごに入れてネコちゃんたちに倒されないようにしています。今は、のらくろネネの遊び場となっていて、奥に置いてあるポットがお気に入りです。
素焼きの鉢に植えて、十数年が経っている株です。もうこんなに立ち上がって根が伸びています。毎年、2、3㎝ほど上に伸び、こんなに高くなりました。
花茎が伸び出しています。葉が切れているのは、昨年、お姉さんココが子猫でイタズラして切った跡です。
これが30㎝ほど伸びると花芽が見えてきて、花を咲かせます。この株は6月下旬から7月上旬に咲かせます。
早い株は、花茎を伸ばし花芽が見えています。3月には花が咲きそうですね。
根は、水苔から這い出し、外へ伸び素焼き鉢へ這っています。
写す前に霧吹きしたので、白っぽい根が緑色になっています。
書籍によるとこのうどんのような太い根の中の外側にラン菌が並んでいるようにギッシリと詰まっています。ラン菌と一体になった根で、この根は気根と言われ、土壌の中へ根を張ることなく、空気中に伸ばしています。素焼き鉢やへご板などに張り付いて身体を支えています。
ランの自然界の気根が見たくて、タイ、ラオスへ行って見てきました。市場にランが根を伸ばして路上で売られていました。日本ではあまり見られない、バンダを日陰で育てていました。何の用土もなく、空気中に根を伸ばし、雨に当たるだけで青い花を付けていました。
無施肥で雨だけで美しい花を咲かせています。
進化の過程でラン菌は、空気中へと特化したのですね。雨の中には、人間由来のNOx等、鉱物由来の微粒子、植物由来の花粉、糸状菌(きのこ)由来の胞子、バクテリア、細菌‥等が含まれています。これらがラン菌のエサになっているようですね。ここの仕組みは分からないですが、ラン菌の働きによってコチョウランは、空気中にある根でも元気に育っています。おそらく花粉や胞子をエサにしていると考えています。
室内にあるときは、水道水、夏になると雨水と水道水だけで育ち、きれいな花を付けています。5月下旬、外に出して雨に当てると葉が立ってきて見る見ると元気になります。東南アジアの自然の中にあるランと同じになります。
40年程前、洋蘭を始めたころ、肥料は何がいいのかいろいろと確かめました。ヘゴ板に根を伸ばさせ、根の先に発酵油粕を一粒おいて置くと、油粕に近づくといじけて根の先が曲がって避けて伸ばしました。強すぎてアンモニア態窒素は必要でないことが分かりました。
ラン菌(菌根菌)の力で雨水と水道水だけで十数年、命をつなげています。
こんな力のある菌根菌に魅了されています。
BBも同様ですね。菌根菌が活性化すると無施肥でBBは元気に育ちますね。
コチョウランの写真を撮っていると、興味津々でのらくろネネが手を出してきます。
机の上で何かをしていると近くに来て邪魔をします。
「わたし、ここにいるの、あそんで!」
今日もよい一日をお過ごしください。