安曇野の丘村山ブルーベリー園 カブトムシ捕りひまわり迷路がある自然農園

長野県安曇野市にある、自然の仕組みを活かした摘み取り専門観光農園です。完全無農薬、硫黄粉や有機・化学肥料を使わず、自然栽培と品質にこだわって栽培しています。時間無制限・食べ放題で透明感のある酸と糖のバランスある人気品種のハイブッシュ系、糖が際立っているラビットアイ系の自然な味が楽しめます。農園内で自然発生したカブトムシ捕り、ひまわり迷路もご家族で楽しめる自然栽培農園です。  長野県安曇野市穂高有明7657ー1   ℡090-8326-2128  googlemap「安曇野の丘」

ブルーベリーは菌根菌植物 確信した第4農園

<3月15日午後6時撮影>

安曇野市穂高等々力から撮影、常念岳の峰から雪煙が舞い上がっています。里は春ですが岳はまだまだ真冬のようです。

 

冬季は、皆様をお迎えする準備をしています

 

お子様たちの笑顔は最高! お子様は、かけがえのない宝!

<昨年、撮影させていただいたお子様たち、ブログにUPした一部です>

お客様の笑顔を想い、毎日の剪定が続いています。

こだわりの完全無農薬で硫黄粉や有機・化学肥料を使わず、共生している菌根菌を活性化させ、自然の仕組みを活かした自然栽培に徹しています。ハイブッシュ系、ラビットアイ系の選りすぐりの42品種を揃え、6月下旬から9月まで摘み取りができる観光農園です。カブトムシ捕り、ひまわり迷路も楽しめる自然農園です。今、いろいろなアイデアを練っていますので、開園前には実現して皆様をお迎えしたいなあ。

ご家族の皆様、お子様が笑顔になるような農園を目指しています。

今年も皆様のご来園をお待ちしております。

 

 

系統・品種の食味の違いをお楽しみ下さい。

BB‥‥ブルーベリーの略

NH系‥北部ハイブッシュ系の略

RE系‥ラビットアイ系の略

BB(ブルーベリー)は、NH(北部ハイブッシュ)系RE(ラビットアイ)系があります。人の世界では両者をBBと呼んでいますが、原産地はそれぞれ北米の北部と南部に分布し、別種で梨と桃、スイカとカボチャほど違います。BBは、梨と桃ほど違うのに同じ色の顔をしているのですから、同じBBとして世に通用しています。

系統によって、実の大きさ、食味、風味、ジューシーさ、酸と糖のバランス、果皮の厚さ・硬軟などがまったく違います。加熱すると違いが顕著ですので、ジャムは別物になりレシピも違います。また冷凍のまま食べると違いはあまり感じなくなります。

RE系は、NH系に比べると小粒の品種が多く、品種によっては種のザラザラ感を感じ、果皮が口に残ることもあります。人によって好みの分かれるところですね。RE系の栽培は、NH系に比べると簡単で初心者にお勧めしています。

BBの摘み取りが、長い期間楽しめ、両系統の違い・品種の個性を楽しんでいただきたく、2系統を栽培し、いろいろな品種を揃えています。BBの専門店を目指しています。

好みの品種や株を見つけ楽しんで下されば幸いです。

 

 

ブルーベリーは菌根菌植物 確信した第4農園

毎日の剪定が続いています。

昨日の北風の季節風が強かったのが今朝はお日様が出てきて剪定日和です。

 

薄らと雪が積もっています。テラスに足跡がついていました。

農園近辺を歩き回っている野良猫の茶ネコさんだと思います。タヌキさんより歩幅が狭いので茶ネコさんかな。

 

お日様が出ているのでタロウは芝の上でお昼寝です。寒い中ですが、お日様が出ていると最高の剪定日和です。

第4農園の剪定が続いています。この圃場はBBは菌根菌植物であると確信した圃場です。

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2012年の秋、第4農園です。

畦シート3枚を丸めて直径120㎝の中へNH系2年苗を植える前です。山盛りの木材チップだけで育つか実験したときです。耕盤破壊をしてない水田の上に畦シートを丸めただけです。

趣味でBB栽培をしているころ、能登で大阪の大学の先生の勧めで木材チップを水田に積みあげてBB栽培していると知ったので、実際に実験しました。木材チップだけで育つのか、ピートモスも使わず、チップだけの中へ苗を植えて可能なのか、育つ理屈が不思議で実験しました。自分の目でどんな育ちをするのか確かめたかったですね。

現役で忙しく、しかも単身赴任中で休みの日はチップ運びだったなあ。もちろん、無施肥、無農薬、無灌水です。

結果は木材チップだけで育つ、感動の育ちです

しかも成績が良く、飛び抜けて良いことが分かりました。

ただ1年後にはチップが半分ほど沈み、毎年のチップの補充が大変でした。さらに畦シートを丸めたのでその間に生えてくる草刈りが大変でした。農園管理という視点からは、大失敗でした。やってみて分かることですね。管理が大変で、とうとう3年後に地植えにしました。

この実験したときの写真は、この2枚だけしか残っていません。畦シートは何百枚も残っています。

BBの不思議

草も生えないような木材チップだけでどんな理屈で育つのでしょう?

植物が育つには窒素、リン酸、カリ、そして微量元素が必要で、土壌は団粒構造がいい、木材チップ等を入れたら窒素飢餓になる‥‥

BBは酸性土壌で硫黄粉を撒いてPH4.5の強酸性にして、アンモニア態窒素の油粕や硫安等の肥料がいい‥‥

ガランガランと常識が崩れました。これをどうやって合理的に説明するのでしょう。

BBの原種は林間の落ち葉や枯れ枝が積もっている中で、糸状菌が生きる環境だけです。木材チップをエサとして菌根菌が活性化しBBと共生して元気に育てる。これが自然の仕組みですね。木材チップの中で菌根菌が活性化しており、さらにBBは菌根菌植物だと確信しました。だから無施肥栽培、無農薬栽培の自然栽培が可能です。菌根菌の胞子だけがあってもエサが必要ですね。

信州のBB農家の間では、木材チップを多用している方が多いです。木材チップをマルチすることでBBが元気になることを経験値で広まっています。木材チップの中で育てて、BB農家の方の栽培方法が理にかなっていることが分かります。

今までの縛りから確信を持って開放された瞬間です。

私のBB栽培仲間で話に出るのが、

「チップはどこがいい、あそこのチップは、値段は、直ぐに持ってきてくれる‥‥」

と必ず出ているほどです。

 

あのときのNH系BBが無施肥、無農薬でこんなに元気に育っています。菌根菌に感謝です。

 

 

 

 

今日もよい一日をお過ごしください。